本日、患者様よりこんな質問を受けました!2019 年 10 月 4 日
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本日、患者様よりこんな質問を受けました!
『歯の神経は残した方がいいのですか?』
歯の神経に関しては可能な限り保存した方がいいです。
歯の神経には様々な働きがあり、歯を健康を保つ機能があります。
歯科治療において、保存できる神経は絶対にとらない治療を選択すべきです。
実際の歯科治療の現場で難しい事は、かなり深い虫歯や炎症(痛み)が強い状態で『神経をとらなければいけないか!神経を保存できるか!』の瀬戸際の状態ではっきりとしたガイドラインが存在しないことです。
その為に、このような状態のときには一度神経を保存する治療法でベストな治療をトライさせていただき、経過をみていきます。
ここで患者様に一緒に頑張っていただきたいことがあるのです。
・治療後(麻酔がきれてから)痛みがでる場合があり、その場合にはしばらく痛みを我慢していただくこと(噛んだら痛い、冷たいものがしみるなど)
・経過をみて、やはり神経をとらなければいけない場合には再度麻酔をして再治療を行うこと
・経過をみていく途中や再治療の場合に、歯科医院に通院していただく為のお時間をつくっていただくこと
・保険治療・自費治療に関わらず治療費用が再度発生すること
などがあります。
歯のプロである歯科医師同士や、歯科衛生士や歯科技工士、歯科助手の虫歯治療を行う際は『神経の大切さ』を十二分に理解している為、上記のようなマイナス面があっても神経を保存する歯科治療を選択します。
患者様の立場では一度治療した歯が痛む事は当然避けたい事だとは思いますが、神経を残す・残せないのきわどい虫歯のときは一度保存する治療方法を選択する事をオススメします!
学芸大学西口駅前歯科 スタッフ一同